『ANREALAGE(アンリアレイジ)』4年ぶりの東京でのショーへ行ってきました。2018.10.19
代表の宮下です。
昨日はスタッフ宮澤と一緒に東京へ展示会出張。(来週もあります、僕はその次の週も行きます)
新規ブランドさんも含めて数件拝見し、最後は品川シーサイド駅近くの『ANREALAGE(アンリアレイジ)』のショー会場へ。
デザイナー森永さんは、
・・・・・・・・・・・・
この度、Amazon Fashion “AT TOKYO” 2019 S/Sへの参加が決定し、
10月19日(金)にアンリアレイジが東京でコレクションを発表することになりましたので、ここにご報告申し上げます。
2003年にアンリアレイジをはじめてから15年。
変わらず、日常と非日常を跨ぐ信念をもって、服づくりを続けてきました。
東京からパリに発表の場を移してから4年、そして、ブランドを立ち上げてから15年というブランドの節目となる年に、再びまた東京でコレクションを発表する機会を得ました。
この一日のために、先日パリで発表した2019年春夏コレクションではなく、東京のための特別なコレクションを発表致します。
コレクションタイトルは、“A LIGHT UN LIGHT COLLECTION”。
光の中に潜む闇、そして、闇の中に射す光。
対極の事象を通じて、ブランドの原点と未来を、精一杯このショーに込めたいと思っております。
・・・・・・・・・・・・
上記のようにおっしゃっており、果たしてどのようなショーになるのか想像もつきませんでした。
僕が最後に見た東京でのANREALAGEのショー、それからパリで見たパリのデビューコレクション。
どちらも鮮明に僕の脳裏に刻まれており、計り知れない想いの中戦い続ける森永さんの姿を影ながら見てまいりました。
会場に着くと、想像をはるかに上回る人の数で(最後に見た東京でのショーもすごかったですがキャパのせいかより一層多く感じました)、今回の注目の高さを感じました。
↓これは帰る時の写真。すごい人。
大変ありがたいことに最前列で拝見させていただき、約40分間というまるで映画のような、ベストアルバムを聞き入るような素晴らしい時間を過ごさせていただきました。
最新の’19SSのコレクションから、ここ数シーズンの(1回の)ショーを凝縮、振り返るような、
そして15年という歴史、軌跡を辿るような、
そんなショーでした。
僕なんかは最後ウルウルきてしまい、もし周りに誰もいなかったら確実に泣いていました。
15年の歴史からくるこの圧倒的なショーのスケール、それを見守る(応援し続けている)多くの方達、それが一体となった空気に包み込まれ、
ずっと信じてきてよかった、
ずっとファンでよかった、
森永さんがおっしゃっていた”感謝”というのをダイレクトにいただいたような気持ちでした。
本当にありがとうございました。
(帰り際に森永さんの奥さんのkanokoさんが涙しているのを見た時に「僕もです、、、」と心の中で呟きました)
余韻に浸りながら日帰りで松本に帰り、ふと店の中でいただいていたSTAFF、SPECIAL THANKSの書かれた紙を見ました。
「森永さんってこういう人だよな・・」とまたしても熱くなりました。
僕はお客様のおかげで今もこうしてANREALAGEをご紹介出来ております。
僕が森永さんにしていただいたように、お客様にこの感謝を伝え続けられるようにこれからも絶え間なく努力していきます。
改めて素晴らしいショーをありがとうございました。
ANREALAGEの歩みをこれからも、ずっと、僕は信じ続けていきます。
PS、帰りがたまたま一緒になった当店の顧客様でありANREALAGEファンのFくん、いつもありがとう。同じ場を共有出来て本当に良かったです。
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Seltie 宮下 慎司
(→ 宮下 慎司としてのBlogを始めました。個人的な活動をBlogにて書き綴っております。現在スタッフ募集中です。)
Seltie NAGANO (セルティ長野店) [2017年11月9日オープン/2018年4月から不定期営業]
〒380-0835 長野県長野市新田町1464
[Mail] nagano@seltie.com
’19SSの展示会出張スタート!
代表の宮下です。
昨日はスタッフ宮澤とともに東京出張へ。
灼熱の大地の中、数件の展示会へ行ってまいりました。
(暑さで体力は奪われましたが、まだまだ件数が少ないので汗の出る心地良い運動となりました、、、)
’19SSも今シーズンの’18AWと同様に「セールをしない」「プロパーで全てを販売する」ことを目標にバイイングしてまいります。
出来る出来ないではなく、出来るように最大限の努力をし続けます。
昨日拝見した、
『FACETASM (ファセッタズム)』
『writtenafterwards (リトゥンアフターワーズ)』
『ED ROBERT JUDSON(エドロバートジャドソン)』
『mini rodini(ミニロディーニ)』
こちら資料等ございます。
ご予約の希望も可能ですのでお気軽にお申し付け下さいませ!
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Seltie 宮下 慎司
(→ 宮下 慎司としてのBlogを始めました。商品紹介を一切しない個人的な活動をBlogにて書き綴ってまいります)
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’18AWの展示会出張も来週再来週くらいで。グッときたもの。
代表の宮下です。
3月に入って毎週の展示会出張。
特に当店はドメスティックブランドが多いのでこの3月の東京のファッションウィーク近辺が一番忙しいです。
今は拝見するブランドも減らしているのですが(1ブランドをより濃く見たいから)、それでも1日に5件〜8件の展示会を回ります。
予定通りにいかないことは当然で渋谷、青山、原宿、代々木上原近辺をあらゆる交通手段を講じて展示会を回ります。
楽しいとか仕事だから、食べる為だからとかそういう感情は一切なく、
純粋に見たことがないものを見てみたい、お客様に販売したい(売れる)ものを見たい、好奇心のような、行ったことのない森の中で見たことのないお宝?キノコ?を採りにいくような感覚でしょうか。
無我夢中で採りに行っているので狂気的にもちかいです。ひたすら服を見て触って考えます。
デザイナーが半年間かけて作った服と対時して、デザイナーとお話して、自分の感覚を研ぎ澄まして、自分はそれをどう販売していくのかを思考し続けます。
ドメスティックブランドが多いのはその作り手の言葉をバイイングに活かしているから。(英語が喋れたらもっとインポートも増えるのですが、、)
先日はファッションウィークのモデルをさせていただいた後に、
『frankygrow(フランキーグロウ)』の子ども服を見て、
モデルの鈴木えみさんのブランド『Lautashi』を見て(鈴木えみさんにも会い)、
そこから初めてエタブルに行き、
『JUVENILE HALL ROLLCALL (ジュベナイル ホール ロールコール)』、『BODYSONG.(ボディソング)』、『bedsidedrama(ベッドサイドドラマ)』、『STOF(ストフ)』を見てというハードスケジュール。
もうセレクトショップなんてものは終わっています。やっている自分が言うのもなんですが、、
この従来のシステムも仕組みも何もかも終わっていて、セレクトショップ自体に特に価値なんてないと思っています。
大手の企業以外の出資でこれからセレクトショップがどんどん出てくることもないですし、多様化する中で儲かるセレクトショップというのもパターン化しており、その中で存在感を出すには誰もやらないことをやるしかありません。
子ども服を見た後に『Lautashi』のような女性服を見て、その後にメンズの服を見てというバイヤーとして、店として、真似が出来そうで出来ないこと、誰もやっていないこと、自分にしか出来ないことをひたすらにやり続ける中で何か新しい感覚や価値観のようなものが見いだせたらなとは思っています。(もちろんそこに売上が伴わないといけません)
今週の展示会で一番グッときたのは『kotohayokozawa(コトハヨコザワ)』
「こういうことですよね!!」と相当テンションが上がりました。(※画像のものは商品ではありません)
20代後半の彼女のモノづくりはとても柔軟で、思考も柔軟で、即興的で、今っぽいのだけれど、そこにプロダクトのようなデザインを感覚的?に取り入れています。
真似が出来そうで出来ない。そしてセンスがずば抜けています。
いわゆる王道の道とは違う角度なのですがこれから益々活躍されると思います。
(18AWの商品をご期待ください!)
18AWもまた新しいご提案が出来るように来週も再来週の展示会もまだまだ頑張ります。
今シーズンの春夏も続々と完売しております。
いつもありがとうございます!!
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Seltie 宮下 慎司
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[Seltie NAGANO (セルティ長野店)]
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このワクワクがたまらない
代表の宮下です。
最近は(別に忙しいわけではないのですが(暇でもないですが))、23時〜日付が変わるくらいまで店でひとり考え事をしたり、細かな業務をしたりと、1日1日をとにかく大切にしようと意識しています。
24時間はあっという間なので。
家に帰れば家族は皆寝ているので、さっさと飯食って、風呂入って、寝て、すぐに仕事、のルーティーン。果てしなく地味。笑
多くの時間を使って、間も無く始まるKIDSブランド、7月にオープン予定のSeltie NAGANO、来シーズンのことについてゆっくりと考えます。
やることは多くなっても、やらなくていいことだったり無駄だと思うものは削り落としてきたので、心の余裕は以前よりも増しています。
2月に入り、毎週のように東京へ出張へ行っております。
’16S/S〜A/Wくらいはなんだか見たことあるようなものばっかりで、色々なところを見て回っても良いことには良いんだけど盛り上がりに欠ける感じでしたが、
今シーズン、’17A/Wはなんだかとてもワクワクする展示会ばかりで楽しくて楽しくて仕方ありません。
僕の中でバイイングは”真剣勝負”だと考えているので、出張の移動中から集中力を高めています。
大袈裟に言えば、このバイイングで生きるか死ぬかが決まるみたいな、そういう面持ちです。(デザイナーも半年に1回に命賭けているわけで)
子ども服の展示会に行くとママさんバイヤー方がたくさん集まって楽しそうにしています。ワイワイしています。
子ども服のバイヤーで、当店で扱うようなコレクションブランドを見ている(扱っている)人やショップは全国で見てもほぼいません。
逆に、当店で扱うようなコレクションブランドのバイヤーで、子ども服を見ている(扱っている)人やショップも全国で見てもほぼいません。
だからこそ、子ども服も本気で、生きるか死ぬか決まるみたいなバイイングをしています。
未知の中で真剣勝負をしてみたい。
「ここの子ども服のラインナップは面白いな」、「扱っているブランドは一緒でも他店とちょっと違うな」って思われないと結局誰がバイイングしても同じということですし、お客様には楽しんでいただけません。
子ども服の立ち上がりも間も無くですので、どういう反応をいただけるのか、、、、
’17A/Wも、、、、頑張ります!
Seltie for kidsのインスタグラムはこちらからご覧いただけます。
そんな’17A/Wの展示会出張(大人服)のスタートは『mame(マメ)』からでした。
そのmameもめちゃくちゃ素敵!
本当にワクワクする素晴らしいコレクションでした。良すぎて泣けます。
入荷は7月終わりからです。
そして、先日拝見してきた『FACETASM(ファッセタズム)』
パリメンズ2度目のコレクション。
ヤバすぎ・・・。
『GANRYU』が’17S/Sで休止となり、「どうしようか・・・・」と悩みながらコムデギャルソンの展示会に伺い、モヤモヤした気持ちを残したままFACETASMヘ。
とてつもなく素晴らしいコレクションでした。
着たいもの、欲しいものもたくさん。ヤバすぎて吐きそう。
来シーズンからは
FACETASMドーンッッ
でいきます。
ってなわけで今シーズンから来シーズンにかけて、なんだかとっても楽しくなってきています!
きっと当店の長くからのお客様もワクワクしていただけるんじゃないかなぁ・・・と思っております。
出張日記を書くのは控えていましたが(来シーズンのことを商品と合わせてダラダラ書いても情報の垂れ流しなので)、久々に良いムードになっていますのでBlogに残しておきます。
ただ、’17A/Wは今シーズンの’17S/Sあってこそ!
是非今シーズンもながーくお楽しみ下さいませ。
オンラインストアにもBlogにも記載していない若手ブランドも入荷致します。
そtれでは明日も皆様のご来店、ご注文を心よりお待ち致しております。
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PS、服って最高。
Seltie 宮下 慎司
『writtenafterwards/written by』’16a/wのショーを見て、、
宮下です。
今週の水曜日は東京出張で展示会回り。
東京のファッションウィークということもあり、連日来シーズンのランウェイや展示会が各地で行われているわけですが、今回どうしても見たかったのが『writtenafterwards/written by』の’16-’17awのショー。
全ての展示会を回り、「magma」の個展もきっちりと拝見して、会場である表参道ヒルズへ。
今回のショーは、writtenafterwards (リトゥンアフターワーズ)/written by (リトゥンバイ)としてで「gege」がテーマ。
両ブランドのデザイナーの山縣良和が鳥取県出身であり、同県のふるさと大使も務めていることから、今回のコレクションには鳥取県が全面協力。鳥取県の伝統工芸品「因州和紙」やJAXAとの協業で鳥取砂丘の砂を使った玩具を製作する企業「モルタルマジック」など、県産品とのコラボレーションを展開し、鳥取へのオマージュを捧げる。鳥取県の方言で、「下の下」、「最下位」、「びっくり」といった意味を持つ「gege」をテーマとして、クチュール×ストリート×妖怪と様々な要素がミックスされたコレクションとなることが発表されている。
妖怪をテーマに、80年代後半に「ヴォーグ(VOGUE)」でアナ・ウィンター(Anna Wintour)が編集長となり初めて担当した表紙からインスピレーションを受け、「クチュール×ストリート×妖怪」といった様々な要素をミックスしたコレクションになるという。
上記のような公開された内容を見ながら、以前からの山縣さんファンである僕はとにかくこのショーを楽しみにしていたわけです。(writtenafterwardsのショーは今までタイミングが合わず見たことがなかったのもあり・・・)
お化け屋敷のような不穏な音が聞こえ続ける会場。
展示会回りで疲労していた僕にはその音がなかなかの苦痛。。。笑
ショーが始まるとお化け屋敷から一転、アップテンポな曲とともにノリノリなモデルさん。
クチュール、ストリート、妖怪のミックスという通り、「いったい次は何!?」という感じで終始ドキドキ。
「あぁ〜面白い!!」という高揚感のある感情から、なんだかいきなり違和感が・・・・
なんか泣けてくる。。
涙は流さないけれど涙が出てきそうなウルウルした感じ。。
「ファッションって実際こういうものだよな・・・」と、感化と言いますか、感動していました。
<次から次へとランウェイを歩く “妖怪”達 を見て、感動して涙が出そうになりました>
って、はた(他人)から見たらどうかしちゃっている文章ですが(笑)、ショーが終わった後にたまたまお会いして話した方も、このショーを見た方の感想が皆、感動や涙なんです。
おかしな話です。
クチュール×ストリート×妖怪であったとしても、
鳥取県ご出身の水木しげる 氏へのオマージュであったとしても、
どう考えたって感動や涙に至るようには思えない。
でも至ったということに、ファッションの力というものを深く感じました。
このショーを見て良かったというのはもちろんのこと、ファッションやってて良かったと本気で思いました。。
これからもこのショーの感動とこの気持ちは決して忘れません。
動画で感動がお伝え出来るのか分かりませんが、是非大音量でご覧下さいませ。
(PS、僕の中で大切にしているショーのインビテーションはきちんと残しておくようにしています)
→ written by
Seltie 宮下 慎司
『FACETASM』が熱い!!
宮下です。
毎週東京出張で各ブランドの’16A/W展示会に行っています。
3月も毎週の予定。
毎週毎週何km歩くんだ!?ってくらい歩きまくって、必死に服を見て、資料を持ち帰って数時間かけて発注業務。
そんな地味な業務を経て初めて店頭に新商品が並びます。
あんまり来シーズンのことや商品のことをべらべら書きたくはないのですが、今日は少しだけ書かせていただきます。
先日は『FACETASM (ファッセタズム)』の’16A/Wの展示会へ。
商品のラインナップはもちろん良かったのですが、とにかくこれからの『FACETASM』が熱い。
デザイナーである落合さんや営業の方とお話しさせていただきましたが、攻めて攻めて攻めまくると言いますか、「飛ぶ鳥を落とす勢い」というのはまさにこのことだなと思いました。
落合さんの「悔しいから」というその言葉と、熱い目をした『やってみせる』の強大な気持ちに、
うわぁぁぁぁぁ!!!!!と熱いものが込み上げてきました。
「ずっとブレないでやってきたからね」の言葉の通り、きっとこれからもブレないでしょうし、間違いなく『FACETASM』は世界でも大いに活躍するであろうと確信しております。
非常に楽しみです!!!
その姿を、バイヤーとして、いちファンとしても、(微力ながら)ずっと応援していきたいと思います。
是非みなさまも『FACETASM』の今後にご期待を!!!!
海外でのお取り扱い先もすごい増えたみたいですので、海外で見れることも増えそうです!
PS、現在メーカーに在庫がほとんどないようでお取り寄せ(客注)が難しくなっております。気になる商品はお早めに。
(僕はとにかくこれが欲しい!!)
Seltie 宮下 慎司
素晴らしい方々と、素晴らしいショップと、
宮下です。
・兵庫県神戸市『mousses』様
よく情報交換をしたり、集まっている気がしています。
しかしながら、ショップ同士はそれがほぼありません。
仲が悪いとかは一切ないですし、展示会中にショップのオーナーさんやバイヤーさんとばったりお会いした際は(面識があれば)お話したりしますが、仕事で来ていて、時間がほとんどない状況でお会いするので深い話にまでは至りません。
ショップ(オーナー)というのはとても孤独な感じがしています。
Pr2-という企画後、「3店舗で集まりましょう」と言ったっきりなかなかスケジュールが合わず時間だけが過ぎていきましたが、今回遂に集まる事が出来ました。
僕にとっては本当に奇跡みたいでした。
FREESTYLE様は、3月31日OPEN・現在13年目。
mousses様は、3月4日OPEN・現在9年目。
かたや当店Seltieは、2月2日OPEN・現在4年目。
経験値がまったく違います。
今回どうしてもお聞きしたかったのがその経験のお話。
今自分に絶対的に足りていないのがその経験。
時が経てばそれは経験として蓄積されていくかとは思いますが、この混濁とした悪い空気が漂う時代を生き抜くのは相当難しいことだと感じています。
今までとにかくがむしゃらにやってきましたがそれもいつかは通用しなくなるのではないか。
それを生き抜く術を、生き抜いてきた方々に、直接お聞き出来るなんてことは本当に本当に貴重な事だと思っています。
心から感謝です。
完全に余談ですが、
中小企業白書によると、中小企業(個人事業主)の廃業率は
1年後で、約40% (60%が生存)
5年後で、約70%〜60% (30%〜40%が生存)
10年後で、約90% (10%が生存)
というデータがございます。
(全事業のことなのでこういう洋服に携わるショップはどの位の割合なのかは不明ですが)
単純に、10年継続していくことの出来るショップは10店でたった1店だけ。
どれだけ継続が難しいのかを常に考えている自分にとって2店舗のショップ様には尊敬しかありません。
話を戻しまして、
お二方とも本当に本当に優しくて、熱くて、洋服への、ショップへの愛を心底感じました。
僕もこんなお二方のような人間になりたい、ならなくちゃいけないなと思いました。
これから更に厳しい時代がやってくる気がしてなりません。
だけれど、
絶対に諦めないで、更なる高みを目指して、尊敬する方々・ショップ様のように長きにわたって愛されるようなショップになるべく、より精進していこうと決めた日となりました。
大矢さん、藤原さん、有意義なお時間をありがとうございました。
僕も、Seltieも、いつかきっと、、、
Seltie 宮下
’15S/S 展示会日記とこれから
ご無沙汰しております。宮下です。
本日まで開催していましたPR01. TRADE SHOWに出展していたdissteady own philosophyのお手伝いに行っており(弊店でセールスを担当しておりますので)、昨日は朝から晩までひたすら展示会回りでBLOGを書くのも久々になっておりました。
この2日間くらいで弊店の電話が突然雑音を奏でるポンコツになってしまったりと、いつ何が起こるか分かりません。
(本日からは復旧しております。ご迷惑をおかけ致しまして大変申し訳ございませんでした)
昨日は、Men’s中心のスケジュールで、
ASEEDONCLOUD→FACETASM→Edwina Horl→CILANDSIA→proef→COSMIC WONDER→is-ness→ANREALAGEという展示会回り怒濤の10時間を過ごしました。
来週はLadeis’中心に同じ流れとなります。過酷です。
そして回っただけオーダーをしますので日々残業となります。今月が一番の正念場です。
’15S/SはSeltieの9シーズン目となります。
早いもので、来年の2月で丸4年。。。時の流れは恐いです。
’15S/S今までとは比較にならない程、オーダーや今後の展望を考え抜いています。
今年は海外通販を始めたり、海外にも6月と9月に行き、スタッフも増え、考えることも前にも増して多くなりました。
・・・そして思ったこと、“現実”。
今までも現実を見てやってきましたが、どこかでそれを見て見ぬふりをしてきたように思います。全然見きれていなかった。
ふと目の前にそびえ立つ現実。
このまま5年目、7年目、10年目、15年目と長く続けていくことはもちろん大事。
だけれど、いつまで経っても、少しずつ大きくなっても、この規模の延長線。
決して諦めではなく、このままではマズいという危機感。
そこを求めてやってきたわけではなく、そのもっともっと上にある位置を目指しているのに届かないもどかしさ。
色々と構想はあるけど一切手に出来ていない不甲斐無さ、弱さ。
そんなこんなを考えながら’15S/Sに取り組んでおります。(非常に暑苦しいですね☆)
お取り扱いブランドは以前より少なくなる予定です。(大きくは変わりません)
また新しいブランドは増えるか分かりません。(以前同様かなりの量を見てはいますが)
間違いなく今、変化の時がきています。
僕が今一番やりたいことはお客様との距離をどれだけ縮められるかということ。
店頭での販売が年々厳しくなり、通販が勢いを増す現状はもはや止めることは誰にも出来ません。
だけれど絶対に諦めない。
まだ方法は残っており、それをどのタイミングで打ち出していくか。
平行してSeltieの精度をどこまで限りなくトップまで持っていけるか。
実現すれば多くのお客様に喜んでいただけることは間違いないのですが、まだまだ力及ばずでございまして、、、、、ただ1歩1歩進んではいます。
絶対に諦めません。
努力し続けます。
もっともっとやります。
同じことをしつこいくらい、何年も言っていますが(本当に・・笑)、気持ちは絶対に変わりません。
’15S/Sはより良くなるよう、少しでも多くの方々にご利用いただけるよう精進致します。
来シーズンの資料(絵型、ルック等)はいつでもご覧いただけますのでお気軽にお申し付け下さいませ。’15S/Sはどこのブランド様も最高に良いです。
PS:(弊店の売上は常に伸び続けております。本当に皆様のおかげでございます。ただそれで満足するのではなく、きちんとそちらを形として証明するのが使命でございます。)
Seltie 宮下
2014.9/22〜26 パリ出張を経て
ご無沙汰しております、宮下です。
6月にもパリに行ってまいりましたが、
今度はParis Women’s Spring-summer 15 (Sept. 23 – Oct. 01 2014)を見に、いえ詳しく言えばBLOGでも書きましたがパリコレにデビューする「ANREALAGE」を見にパリまで行ってまいりました。
本日帰国してきた弾丸出張です。
書きたい事は山ほどあるのですが、またまた長くなってしまうので端折りながら、でも僕の言葉で何かお伝え出来たらと思います。
パリに着いたのは向こうの夕方。
まず“ある方”にお会いし、夕食を共にさせていただきました。
17時20分。ショーは始まりました。
最前列で見守り続けました。
上の画像は、手の跡が服に残る(影が残る)演出が行われている時。
その後、会場に大きな歓声と拍手、どよめきが起こります。
僕は心の底から震えました。本当にしびれた。
(ショーが終わった後、ホテルで中継の動画を確認しましたがそういう会場の空気感というのは全然伝わらないんだなと実感しました)
(決して中継が悪いというのではなく、ショーはやっぱり生で見ないといけないというのをバイヤーとして再確認したという意味で)
あまりにもしびれたので「その空気を持ち帰りたい」と初めて動画を撮っていたので一応載せておきます。
(画面の向き、ごめんなさい。きっと中継の時の動画とはまったく違うと思います。まだ動画はあるのですがデータが重いので控えます)
明日から出張でパリに行ってきます。
宮下です。
明日から3ヶ月ぶりにまたパリに行ってきます。
現在、エールフランス航空のパイロット組合によるストライキが行われており、 その影響で僕が乗る便は欠航になってしまったので非常に困っています。。。
(なんとかしますが、はぁ・・・)
今回のパリ出張の目的は『ANREALAGE』のパリデビューコレクションをこの目で見る事。
20数万円くらいかけてその為に行ってきます。
この費用はかけがいの無い”その時間”とは比べものにはならないと思っていますので。
22日の夕方にパリに着いて、25日の午後にはもうパリを後にします。弾丸です。
もう2日程長く居れたら現在取り扱っているブランドさんのショーやコレクション、合同展等も沢山見れたのですが、タイミングがまったく合わず。。。
なんでこんな弾丸かというと、単純に早く帰ってきて仕事がしたいから。
デザイナーにはショーや発表の場があります。
だけれどショップにはそういう発表の場はありません。もしくは発表しか無い。
店頭が常に発表の場であり僕たちの舞台。
とっても地味な毎日ですが、その毎日が僕にとってはとても大切です。
そしてそんな毎日を過ごせることが幸せです。
数多くのブランドさんを取り扱って、数多くのデザイナーさんと関わって仕事をさせていただき、本当に勇気と力をもらいました。
ANREALAGEデザイナー森永さんも僕に勇気を下さいました。
自分を「本気で信じること、ずっとずっと信じる事、信じて歩み続ける事」の大切さを教えて下さいました。
それは本当に形になり、森永さんは大きな舞台に立ちます。
信じてきた自分にとってもそれは本当に大事な舞台。
自分の目で絶対にその時を見よう、見なければならないと思いました。
今多くのメディアがANREALAGEのパリデビューを取りあげております。
→ 装苑 ONLINE:アンリアレイジ、パリに挑むまでの2か月間
→ Fashionsnap.com Live :「ANREALAGE」パリコレデビューまでの6日間に密着
→ ANREALAGE デザイナー 森永邦彦 〜パリに挑む理由〜
’15s/s 1週間のパリ出張を経て
ご無沙汰しております、宮下です。
6月24日〜7月1日の間にフランス/パリに海外出張に行ってきました。
目的はパリコレクション(Paris Men’s fashion week)。
町並みは本当に綺麗で、とっても気持ちが良かったです。
そして一番大事な仕事。
ファッションショーから。
写真は全然撮っておりませんが、展示会や合同展示会へも行きました。
数日間パリに滞在し、仕事をしていくうちになんか妙な違和感を感じ始めました。
ファッションショーや展示会へ行くと日本で活躍している有名なバイヤーばかり。
日本人も沢山います。
僕はあるブランドの展示会では完全にバカにされ、そして仕事がなく超余裕なスケジュールで1日を過ごしていましたが、他のバイヤー方はLoewe、Maison Martin Margiela、Givenchy、Rick Owens等々の今回のコレクションの話をしていたり、とても忙しそう。(当たり前ですが)
「あれっ自分はパリに遊びにきたのか」と感じる程、なんか劣等感というか歯が立たないというか場違いというか、、、、
そして、個人的に思ったのはパリではパリなりの戦いをしないとダメだということ。
ちょっと意味は違いますが、「目には目を」「郷に入れば郷に従え」に近い感覚です。
今まで日本でやってきたことは間違いなく経験として自分の血や肉となっていますが、それがパリ(パリコレ)でも通用するのかというとまったく違う。(個人的な意見です)
多くのセレクトショップが同じようなハイブランドを揃えて、同じように販売しているのを見てきてずーっと疑問に思っていました。
結局、世界的に有名な一流のブランドを取り扱いたかったら自分達がまず一流であることを何かしらの手段で証明出来なければなりません。
この地に金のプレートで名前を掲げて借りれるのは非常に名誉あることで、もの凄いことなんだと教えていただきました。
フランス国家功労章を受賞されている川久保 玲 氏の存在の大きさをより一層知ることも出来ました。(実は今回の目的の1つがこういうことを実際に見て知る事でもありました)
また早ければ9月末、遅くても1月末に、
またこれから毎シーズンこの地を訪れます。
もっともっとやれるよう、今をとにかく頑張ります。いや本当頑張らないと。
Seltie 宮下
『拡張するファッション』からのスタートライン
宮下です。
昨日はプライベートと仕事の両方を兼ねて、茨城県水戸市に行ってまいりました。
目的は、『拡張するファッション』の展覧会。
2月22日(土)から「水戸芸術館」でございます。詳しくはこちら。
茨城県水戸市へは長野県松本市から4時間〜5時間かけての長旅。
2013年出張日記ファイナル
以前までは定期的に書いておりました出張日記。
そういえば2013年は1回も書いていない。。。(ショーのレポートを除いて)
書かない理由があると言えばあるのですが、長くなるのでスルーします。(笑)
昨日は久しぶりの東京出張。
恐らく今年最後となる出張。
今年も毎週〜2週間に1回は東京に行っていたのでもう何回行ったのかは分かりませんが、分かる事と言えば、昨日の出張は2013年を締めくくるに相応しかったという事。
2013年11月10日(日) Ka na ta ショー
@新宿 どん底
Seltie 宮下
11月14日の出張日記
今週に行った展示会。
出張も終盤戦。
ある程度落ち着いたスケジュールでしたのでゆったりしてまいりました。
まずは『Makin Jan Ma』に。
来シーズンからロンドンとの直での取引になるということでワクワクで伺いました。
それから、代官山へ向かい、”さとう かよ”さんの個展に伺い、表参道のパスザバトンでのコモンスリーブ展(コモンストア)に。
会場: PASS THE BATON GALLERY(表参道店内)
住所: 渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ西館B2F
営業時間: 11:00~21:00(日・祝 11:00~20:00)
TEL: 03-6447-0707
URL: http://www.pass-the-baton.com/