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バイヤーとして。『BANSAN(バンサン)』’19SS “昔からある場所”

2019.03.24|アイテム紹介

代表の宮下です。

店頭にて早速好評をいただいております、『BANSAN(バンサン)』の’19SSコレクション。

今シーズンは”昔からある場所”がテーマ。

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去年の5月、母と初めて青森県に行った。

三内丸山古墳跡に信じられないくらい感激した私は、空っぽの土器から小さな集落で行われた昔の人々の暮らしに思いをはせた。

ぐんぐんと遺跡に早足で進む私に、呆れたようにペースダウンする母。この小屋の中で、どんぐり潰してたかな?とか、この小さい入れ物は誰が作ったんだろう、男子かな?いや、男子は狩に行ってるから、女子が作ったのかな?とか。もう、考え出したら止まらない。土と火と水のシンプルな暮らしの中に、優しくて強い大地のエネルギーを感じた。
昔からあるこの場所は変わったようで変わってなくて、そこがいいなぁと思った。
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それぞれの、懐かしくて大好きな場所に新しいお洋服を着て、再び訪れたくなるような春夏のコレクション、間も無くスタートです。

(BANSANのFacebookより抜粋)

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Seltieではお取り扱いを始めて2シーズン目のBANSAN。

今シーズンも入荷数はそこまで多くはありませんが、

今お取り扱いのあるほとんど全てのブランドがわずかな数量から扱わせていただき、3年、5年、8年と長くお取り扱いをさせていただいております。

「服」そのものももちろん大事ですが、僕は「人」でバイイングしています。

丁寧な生き方をしている人の作る服はとても丁寧。

ユニークな生き方をしている人の作る服はとてもユニーク。

わがままな生き方をしている人の作る服はとてもわがまま。

そのどれか一つだけでもやっぱり当店のお客様には響かなくて(僕にもそうですが)、そのちょうど良い感覚が僕にとっての「取り扱わせていただく」に繋がります。

どんなに服が良くても人で合わなかったら長くは扱えないと分かっていますし、

とっても人が良くて「このブランドは売れる!!」と感じても(そういうブランドは何度も見にいく)、当店のお客様にとって「なんかちょっと違うんだよなぁ」と感覚で合わなければ取り扱わない。(そういうブランドは確実に売れていく気がする)

いろいろなブランドを見て、取り扱ってきて、多くのブランドが消え、なくなって、その中で売れているブランドがあって、そういうのを自分なりに見て、勉強してきて、積み重ねてきたものが僕の財産でありバイイングの柱になっています。

『BANSAN(バンサン)』のデザイナーの伴さんは以前にも書いておりますが、ものすごく真っ直ぐで真摯に服をつくる方。

生き方が丁寧で、偽りのない服。

とても信頼出来る方。

それは1点1点の服にしっかりと表れていると思います。(価格もモノと比べてお求め安いです)

この方がこの先にどのような道を歩いていくのか、

それをバイヤーとして、1人の人間として、微力ではありながらも応援していきたいと思っております。

素敵なコレクション、今シーズンもどうぞ宜しくお願い致します。

→ONLINE STORE (通販)

※2019年3月より木曜日定休となります。詳細はこちらをご覧くださいませ。

Seltie 宮下 慎司
(→ 宮下 慎司としてのBlogを始めました。個人的な活動をBlogにて書き綴っております。現在スタッフ募集中です。)