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『mame(マメ)』というブランドから学ぶべき大切なこと
2017.10.22|ブランド紹介
代表の宮下です。
この題で先日からBlogを書こう書こうと思っていながらなかなか書けずにいまして、
そうしたら昨日東京都が主宰するFASHION PRIZE OF TOKYOにて『mame(マメ)』が第一回目の受賞に選出されました。
(真ん中がデザイナーの黒河内さん)
本当におめでとうございます!!
プライズの副賞を受け2018AWコレクションはパリでランウェイショーを行う予定とのこと。こちらも楽しみです。
さて、当店ではmameは’14SSシーズンから取り扱っており、実際には(確か)’13SSシーズンから展示会に行きコレクションを拝見しておりました。
来シーズンで丸4年扱っているわけですが、今では当店のレディースのメインであり大切なブランドの1つです。
4年前はそこまでではなかったですが、ご存知の通り今mameは全国的に人気で立ち上がりと同時に完売も相次ぎ、人気商品は問い合わせも非常に多いです。
“mameは人気”
“mameは売れている”
それは多くの方が知っている事実ではありますが、「なんで人気なのか?」そのあたりをBlogで綴っている方は少ないと思うので(たぶん・・・)本日は僕の言葉で書いていこうと思います。
現在のmameの全国の取り扱い先は50〜60程。
著名なセレクトショップにも数多く入っておりますが、今でも尚、「取り扱いをしたい」との声を多くいただくとのこと。
でも、基本お断りしているらしく取り扱い先は増やしていないようです。(1つの会社で何店舗もやっている所を除いて)
なぜか?
→ 需要と供給のバランスをとにかく考えているから。
ブランドとしては取り扱い先は多ければ多いほど良いですが、供給量が増えれば商品は出回りますが出回りすぎはある意味危険で、簡単に言えばセールまで残ってしまうということもあり得ます。
それと、
→ 以前からのお客様・取り扱い先を大切にしている。
長く取り扱っているお店をすごく大事にしてくれます。どんどん取り扱い先が増えるのは僕たちも嬉しいですが、ある一定を越えるとやはり嫌なもの。「どこでもやっている」ってなるので。
それはお客様も同じ。着る人が増えれば増えるほど良くもあり、嫌でもある。フレンズデーという顧客様のみの展示会もありますが昔から応援してくれる人しか基本入れないとのこと。
昔からのお客様(取引先)を大切にするというのを常に実践されております。
実際に先日は、あるお客様がmame側に商品を問い合わせまして、その商品の在庫はmame側にはなく、その後mame側から当店に電話をしてくださり在庫の確認をした後にそのお客様に当店を紹介して、お客様は当店で商品を購入してくださいました。
ブランドが取り扱い店を紹介するというのは昔は主流でしたが今ではブランドが自社ECを持っておりこんなことは滅多にありません。
mame側にお礼を言いましたら、『お店あっての私たちですので私たちも嬉しいです』と。
こんなブランドだから愛されるんです。
昔からのお客様からも、取り扱い先からも。僕は本当に感激しました。
合わせて、
mameにも自社ECがございます。
ご存知の方も多いと思うのですがほとんどの商品がSOLD OUT。すぐに売り切れます。
なぜか?
→ ブランド側が在庫をほぼ持たないから。売れたら最後、もう買えません。
よくある完売後の再入荷というのはmameは出来ません。再生産をしないからです。
これも上記の需要と供給にも繋がります。
でもなぜECやっているのか?
→ 全商品が見えるカタログのような存在で、利益の為でない。お店で試着をしてほしいと。
全商品が一覧で見えるカタログのようなものが欲しいということでECは作られいるだけで、取り扱い先ではなく自社で買うように促しているわけではありません。
むしろその逆です。
自社ECでSOLD OUTになった場合、お客様は他のお店で買うしか方法がありません。
そうすると必然的にお店にお客様が流れます。
また、実際にお店に足を運んで着ていただきたいとおっしゃっていました。
この流れや仕組みもきちんと考えられて運営されております。
この良い循環でmameは売れているわけです。以前からの取り扱い先を大切にするにも繋がっております。
ほとんどのブランドが自社ECを持つ理由は基本利益という場合が多いように感じます。自社ECで売れたほうが利益率は抜群に良いので。(生産上の都合で在庫を持たないといけずECで販売しているところもありますが)
『目先の利益をとろうと思えば簡単にとることは出来ます。だけれど継続が大事。ゆっくりでもいいから応援してくださるお客様を大切にしながらブランドを継続させていく』そのようなことをブランドの営業さんはおっしゃっていました。
’18SSからはデリバリー(納期)が4回となります。(今回は3回、その前は2回でした)
お店にもっと足を運んでほしいからとのこと。僕らも同じように思っていましたのでありがたいです。。
人気には理由があります。
そしてmameはよくあるその辺のブランドとは圧倒的に違います。
デザイナー自身が全国の工場にきちんと足を運ぶということも黒河内さんの人柄そのものです。
mameを取り扱って良かった。
心からそう思います。
きっと取り扱い先はみんなそう思っています。
昔からmameを応援している人もみんなそう思っています。
この力はもっともっと強いものとなって、きっと世界へと羽ばたくんだと思います。
長くなりましたが、今よりももっとmameが好きになっていただけたら嬉しいです。
僕自身、学ぶべきことは多くありますし、忘れちゃいけないことばかりだと改めて思います。
これからもずっと応援していきます。
→ ONLINE STORE (通販)
Seltie 宮下 慎司