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僕がお店をやめるとき
2012.11.08|つぶやき
こんばんは。
昨日はスタッフ白澤とともに展示会回り、本日の朝は打ち合わせで、夕方頃に松本に帰省してまいりました。
1日は本当にあっという間でなんだか寂しくなります。
昨日も相変わらず多忙な展示会スケジュールで、最後に伺った『bodco』の展示会は19時までだったにも関わらず20分くらい遅れてしまい、終いには美味しいお酒をいただきながら長居をさせていただきました。
本日はあるデザイナー様と、あるお店のオーナー様とこれからの企画の打ち合わせで計4時間程お話をさせていただきました。
2日間とても有意義に過ごさせていただきました。誠にありがとうございました。
2日間ともにまったく話の内容(もちろん人もまったく違いますので)は違えど、共通して上がったワード。
どんなにハイテクでデジタルな社会になっていっても最終地点はアナログ(店/人)に辿り着くということ。
ぶっちゃけて言いますと、僕は店をOPENしてから決めている事が一つあります。
これはずっと決めていました。
理由はいくつかありますが、どう考えても当たり前のことだと思っています。
お店、スタッフに魅力がなければ実店舗なんかまったく必要はないし、パソコン1台で十分。
大変有り難い事に、通販の売上がどんなに伸びても店頭の売上を越える月は今まで一度もありません。
でも、そんなに大差がないくらいの時もあります。
そういう時、やはり恐怖を覚えます。
僕は通販が好きです。個人的にも。
絶対になくてはならないものだと考えています。
だけれど、お店こそ大事。
当店が様々なブランドさんとのコラボレーションや別注企画をさせていただくのもお店が大事だと思うから。
そして、ずっとずっと夢見ているのが、
大きなブランドさんとあるアイテムを作ったときに、OPEN前から長蛇の列が店に出来ている事。
3人、5人とかではなくて、数十人〜数百人規模で。
もちろん県外からお越しになり、それを購入する為にわざわざ並ぶくらいの。
毎回その光景は頭にありますが、数十人でさえ実現していない。
なぜか。
店、もとより僕たちに魅力がないから。
それではダメなんです。絶対。
現在、SeltieをOPENしてから1年と9ヶ月。
飛躍的に伸びている事もありますが本当に全然理想には至っていないことが多過ぎます。
1歩1歩は小さいですが、確実に、着実に前に進んでいこうと思います。
そして、お店がより愛されるようスタッフとともに頑張っていきます。
・・・・そんなことを考えさせられる出張でした。
※一番上の写真は六本木。もうすぐクリスマス。
なんだか慌ただしい時に見た綺麗な景色は、一瞬心が暖かくなったような気がしました。
Seltie 宮下