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“パリ” に行くこと

2015.09.28|つぶやき

宮下です。

明日からパリでのファッションウィークが始まります。

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半年に1回のファッションの中心で行われる発表の場であり、戦いの場でもあります。

僕は去年に初めて6月と9月にパリに行き、パリコレというものを実際に体感してきました。(詳細はSeltie Blogをさかのぼっていただければ、、、)

東京でのコレクションしか体験してこなかった自分にとってパリというものがどういうものなのか、ファッションってどういうものなのか、(たった2回ですが)多くを学んだように思います。

パリデビューを果たした『ANREALAGE」の1回目のショーの舞台裏(まだショーが始まる前)にも入らせていただき、

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こちらの本のANREALAGEデザイナーである森永さんのインタビューにもある舞台裏での模様も、『keisuke kanda』の神田さんと同行しておりその場で聞いていたので、パリのファッションウィークが始まるとこの時の戦いぶりがよみがえります。

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今多くの日本人デザイナーがこの”パリ”へと戦いの舞台を移しています。

この動きは前々からあったものだとしても、今後より盛んになっていくのだろうと思います。

実際に、当店が扱っているブランドのデザイナーさんからもパリへの意欲をよく聞きますし、「宮下くん、パリ来てよー」ともおっしゃって下さるのですが、、、、、

たぶん当分行かないかと。。。。

(それはパリへ行くブランドを応援する気がないとかではなく)

もし、自分がブランドを手がけている者だったら確実にこのパリに挑戦しますし、ここで勝負したいと100%思います。

ただ、僕がパリに行ったとき、自分のすべきことが見つかりませんでした。

バイヤーとして幾つかの展示会も見に行きましたが日本人だらけ。

それを僕が必死こいてやっても僕よりも海外慣れしている方のほうがよっぽど発掘できるだろうし、そういう新しいブランドを日本に持ってくるということにうちが特化したいとも思わない。

かといって、今すぐハイブランド、ハイファッションのセレクトショップをやりたいわけでもない。

ANREALAGEのパリでのショーで最後に拍手が湧き上がった時、(森永さんが自分の全てを賭けて戦っていた時)自分がパリという土地で何もできなかったこと、ただただ応援することしか出来なかったこと、不甲斐なくて悔しくて泣きそうになりながらホテルへ直帰したことがある意味で僕のそれからの道を変えました。

「またパリへ行きたいなぁ」とも思いますし、旅行として気軽に行くこともあるのかとは思いますが、僕自身がこのパリで勝負をしよう(仕事として)と思う日までは、この日本で自分の使命をとにかく果たしていこうと思っています。

今日はその静かな1歩でもある、山に囲まれた地域に伺いました。

(1年前はパリにいて、今年はここにいるいうギャップも◎・・・笑)

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「たった1枚のTシャツでも人生は変わる」

この僕の実体験に基ずく言葉を1人でも多くの方に向けて、再来月に挑戦してみたいと思います。

さておき、明日の深夜(日本時間)は『ANREALAGE』の3回目のショー。

『keisuke kanda』との共同戦線も楽しみです。

この日本で心より応援しております。

数年後、数十年後、いつか僕も共に戦えたら。

Seltie代表 宮下 慎司

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