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11月11日より長野県木曽町の公共施設にてSeltie展示イベントを行います。その想いと考えを。
2015.10.31|Information, Seltie Limited Shop, つぶやき
宮下です。
本日は11月に行うイベントについての告知と、その想いや考えを書かせていただきます。
来月11月11日(水)より1週間、長野県木曽郡木曽町というところの公共施設をお借りしてSeltieで取り扱っております商品を展示するイベントを行います。
公共施設ですのでその場での売買は禁止されておりますが、実際にご試着やご購入(後日)も出来ますので期間限定ショップのようなイメージでございます。
以下、詳細です。
当店のお客様でもある「三澤 陽介」さんは木曽町の役場で働いており、その三澤さんとたまたまお話していた中でお互いの目的や考えが合致しまして今回このような公共施設をお借りしてのイベントを開催する運びとなりました。
すでに木曽町ではチラシが多くの世帯に配られ、当店にもお問い合わせがきております。
三澤さんには多くのご協力をいただき大変感謝しております。誠にありがとうございます。
今回の企画についての想いと考えをきちんとお伝えしたいので、長くはなりますが綴らせていただきます。
僕自身、上記の画像に記載の通り、たった一つの商品で人生が変わりました。
たかだか一つの商品で人生が変わるなんて大袈裟かもしれませんが、実際に人生が変わり、大嫌いだった服を生業とすることになる人間が今このBlogを書いております。
当時からすれば想像の「そ」の字もなかったことが、僕の身に起きました。
たった一つの商品で。
そのたった一つの商品ももちろん誰かが仕入れていた(バイヤーがいた)わけで、そのバイヤーが仕入れていなかったら逆に僕の人生はこうはなりませんでした。
そのバイヤーの方を心から尊敬していますし、その方に今でも大変感謝をしています。(たぶん一生感謝するかと) 服で僕に夢や希望を持たせてくれましたので。
そんな僕もSeltieをオープンしてから来年の2月で丸5年になります。
スタッフも3名(4名)になり、一つの小さな会社や組織となった時に、
大きな企業やショップ、組織と同様のことを考えるようになったり、そういう道を徐々に歩んでいることに気がつきました。
決してそれが全ていけないことではないのですが、(大きくなること自体は目指しております)
これから先にスタッフが増えて、会社が大きくなったときを想定すると、(今のままだと)本当に自分が”やるべき”ことと反れることをし続ける羽目になると考えるようになりました。そんなありふれた会社はすぐに消えて無くなります。
それからあらゆる部分を見直しまして、
他の方が出来ないことこそが自分の”やるべき”ことであり、それこそがSeltieのコンセプトである「わがまま」だな、とオープン当時に考えていたことをまた強く思えるようになりました。
それは、NewTimeのオープンやオリジナル浴衣の作成、県外への期間限定ショップなどなど、よりお客様おひとりおひとりに向けた活動、考えへと繋がっております。
今回の木曽町でのイベントは、山に囲まれた自然溢れる地域の公共施設に当店の服を並べてお見せするという、大きな企業やショップ、1人で営業されている個人店には絶対に真似出来ない試みです。
ショップ (会社)というのは利益なくして成り立たないものであるが故に、利益に結びつく可能性が低いことは基本的には出来ません。やりたがりません。
今回の試みは、当店で扱う服(ブランドとか)をまったく存じ上げない、小中学生からお年寄りに向けて実際に見て、触れて、着ていただく機会です。
利益は求めません、だけれど100人に1人、1000人に1人、絶対に響いて下さると信じています。
自らの実体験を通し、それを体感できるきっかけを作ります。
服を購入する場所もほぼない地域で行います。
まったく新しい試みではないかとは思いますが、今回の木曽での経験を踏まえて、今後は県内外の公共施設をお借りして継続していく予定です。(今回の木曽次第ではありますが、、、、)
どこでもなんでも手に入るネット社会にこのような試みはアナログ中のアナログですが、架空世界であるネットでは商品は手に入っても、それ以外は手に入りません。
僕があのとき、たった一つの商品で憶えた感動や衝撃、人生が変わる瞬間は、絶対に、絶対にネットじゃ実現出来ません。
だからこそ、やってみます。
「たった一枚のTシャツでも人生は変わる」ことを。
ワクワクとドキドキが詰まった沢山の服を用意して、木曽でお待ち致しております。(期間中はSeltieも通常営業となります)
ご不明点はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
宜しくお願い申し上げます。
Seltie代表 宮下 慎司