宮下です。

本日は『NOZOMI ISHIGURO(ノゾミ イシグロ)』について。

たまにはこういうBlogでも。

東京コレクションの日程に合わせたショーや展示会の案内状が届くいつもの時期に一切の音沙汰がなく、一切の発表もなく、’15A/WのNOZOMI ISHIGUROはどうなってるんだろう・・・石黒さんに連絡をしたのが7月。

「ようやくです」

との連絡をいただき、アトリエにお邪魔しました。

そこには少しよれたTシャツ姿にラフなパンツを穿いてノソっと現れた石黒さんと、ずらっとデニムだけが並んだラック。

いつもの展示会では大きなハットにサングラス、ダメージデニムを穿いて大きな犬を連れてる石黒さん。僕はいつも背筋がぴーんっとなるのですが(恐いので・・笑)、そのラフな姿を見たときになんか全部を一掃されたような印象を受けました。

いつもはなかなかお話もそんなにしないのですが(背筋がぴーんで)、その日は色々と石黒さんにお話を聞かせていただきました。

「俺は何をやってたんだって思ってね」

「バカだった」

僕がお会いしてから初めて聞いた石黒さんのそういう言葉。

話をうかがうと、

「今までショーとか色々なことをやってきたけど結局何も残らなかった」

「もう一度お客さん一人一人の為にやっていきたい」

「(リスタートという意味で)コレクションは数型に絞ってデニムだけにした」

爆発的な売れ方をしてきて、ショーでもいつも話題性に富んでいた『NOZOMI ISHIGURO』の姿はそこにはありませんでした。

正直、当店ではお客様から「昔のNOZOMIはめちゃくちゃ格好良かったけど最近は・・・」 という声も多かったです。

でも、全てを捨て、また一から始めた’15A/WからのNOZOMI ISHIGUROの潔いデニムシリーズは抜群です。

石黒 望(さん)という人間の考え方や思想、服作りはやっぱ格好いいなって思います。

これからの活動もSeltieは微力ながらも応援し続けます。

だってモノどうこうじゃなくてカッコイイ人が作ったものは絶対カッコイイですから。

さて、今回のコレクションで当店がオーダーしたのは3型。

どれも加工には石黒さんはじめ、スタッフの方の手がかかっております。

そして、ペイントデニムのみ少しSeltieの別注が入っております。

NOZOMI ISHIGUROのアトリエでたくさんのワッペンが出てきました。

どれもすごい懐かしいものばかり(だそう)。(僕はわずかしか知らない・・・)

今回このワッペンの中からお任せで、ペイントデニムにお任せの位置にワッペンを付けてくださいと別注。

そんなわけで2つずつ付いています。かわいいです・・・！！

ペイントデニムは1点もので1点ずつしか作っていただいておりません。

本日22時よりオンラインストアにアップさせていただきますので是非お早めに〜。

これからのNOZOMI ISHIGUROに期待ですが、

石黒さん：「俺は飽き性だからどうなるかわかんないけどね」

本日22時より他ブランドの新作もアップ致します。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

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Seltie 宮下 慎司