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そういう方を見て
2012.11.29|つぶやき
昨日の営業終了後は、毎月行うと決めた”棚卸し”をしました。
結局0:30頃までかかってしまいましたが、本当にやって良かったと思っています。
“めんどくさいからやらない”
間違いなくそうやって今まできましたが、めんどくさいでは済ませられない結果や成果を実感出来た時、なんで今までやってこなかったんだと後悔する事となります。
全然僕より年下(7つくらい?)の○○さんのアドバイスがなかったら絶対にしていないので、ちゃーんと耳を傾ける事って本当に大事ですね。
感謝感謝です。ありがとうございました。
昨日も日が変わってから家に帰ったわけですが、一つ僕の中ですっごく勇気をもらっている事があります。
僕は自転車で通勤をしているのですが、毎日通る通勤路があります。
毎日毎日通るので、毎日毎日見る風景。
そこに一つ「洋服のリフォーム屋」さんがあります。
OPENは10時(?)くらい。CLOSEが18時くらいの一般的なお店。
入った事はないし、毎日通る過ぎるだけ。
でも毎日おじいさんがミシンに向かっているのが見えます。
一般的には、閉店時間を過ぎればもちろん電気は真っ暗で、誰もいない。
そして大変失礼ながら、勝手な先入観かもしれませんが、おじいさんがやっていらっしゃる場合はそれが特に顕著。
暇なとき(恐らく)は閉店時間より前に閉めるお店もたくさんございます。
ところがその「洋服のリフォーム屋」さんは、昨日の深夜0:30過ぎに通りかかっても、おじいさんは小さな電気を付けてミシンに向かっています。
僕は残業こそ大事だという思いから、残業が多く、深夜の1時や2時まで仕事をしている場合も多いですが、そういうときもおじいさんはいつもミシンの前にいらっしゃいます。
小さな電気を付けて。
僕は正直今だからこそ長時間働けますが、おじいさんと同じ歳くらいになったときにはたぶん頑張れない。
「一体どんだけ洋服がお好きなんだろ?」「きちんと寝ているのかな?」
すごく気になります。
将来、歳をとったとき、きっと今みたいに全身全霊の情熱をファッションに傾けることは出来なくなるかもしれません。
どんどんと安定を求めたり、無難に落ち着いたり、保守的になったり・・・
だけど、あの”おじいさん”とは職業が違っても、同じく洋服を扱う人間。
僕も自分が出来る限り、あの方のようにいつまでも真っ直ぐに、とことんこの仕事と洋服を愛し続けていきたいと思いました。
それが何よりも一番かっこいい。
会った事も、話した事もない、あのおじいさんに片思いの僕は、あの方を尊敬し、あの方に救われているかもしれません。
勇気をありがとうございます。
(ちょっと時間が出来たら、あのおじいさんのところにお話を聞きに伺いたいです。
いつも見てます。尊敬してますって・・・・・んっなんかただの変態かも・・・)
Seltie 宮下